学校日記

4月7日 始業式(校長講話)

公開日
2023/04/07
更新日
2023/04/07

いじめ対策・人権教育

 今日から令和5年度が始まります。進級おめでとうございます。さて、寒かった冬がようやく終わり、暖かい春がやってきました。校庭の桜も満開になりました。皆さんが心を込めて育ててきた、一人一鉢のビオラも色鮮やかに咲き誇り、春のぬくもりを感じます。
 今、皆さんはどんな気持ちで始業式に参加していますか。勉強や運動のこと、友達のこと、今年度のめあてを考え、強い気持ちでいるかと思います。この気持ちを忘れないでやり遂げてください。今日は、校長先生より3つの言葉をお話します。
 1つ目は、「自立」です。「自分のことは自分でやり抜く」ということです。新しい学年の勉強が始まります。苦手なことやつらいことがあるかもしれません。何度失敗をしてもあきらめずに挑戦してください。一生懸命がんばる姿はとても美しいと思います。
 2つ目は、「思いやり」です。今日は新しい先生、新しいクラスの仲間との出会いがあります。この仲間がみんな笑顔で生活できることを願っています。悲しい思いをしている仲間がいたら、声をかけてあげてください。話をよく聞いてあげてください。遊びのつもりでも仲間の心や体を傷つけてしまったら、それはいじめです。いじめは人間として許されないことです。いじめは、からかいや悪口などの言葉がきっかけになることがよくあります。これまで朝礼などで紹介してきた詩を今、もう一度紹介します。・・・
 学校だけではなく、家に帰ってからもSNSやインターネットなど、仲間といろいろなかかわりがあるかもしれません。そこでも仲間の心を傷つけることのないように、一人ひとり責任をもって行動してください。
 3つ目は、「感謝」、ありがとうという気持ちです。皆さんは一人では生きていくことはできません。家では家族の人たち、登下校では班長さんや見守り隊・保護者の方、クラスの仲間、担任の先生、給食を作ってくださる方など、たくさんの人たちが皆さんの生活を支え、温かく見守っています。「感謝」の気持ちを忘れず、「ありがとう」という言葉をいっぱい聞かせてください。
 皆さんが児童会の活動で行ってきた、オアシス活動では、温かい心がたくさんの浅南子にとどきました。がんばろうという勇気がわいてきた子もきっと多いと思います。令和5年度も笑顔あふれる浅井南小学校になると信じています。
 令和4年度は、浅井南小学校ができてから150年目を迎え、2月1日には、航空写真を撮りました。150年、たくさんの卒業生、地域の方が大切にして誇りに思うこの浅井南小学校です。そんな古い歴史と伝統をかみしめて、校舎の中や外、校庭の植物を見つめ、学校生活を送ってください。
 ここ3年間はコロナ感染症対策として、マスクの着用、換気、手洗いの徹底などを行ってきました。よい習慣である、換気や手洗いはこれからも続けて欲しいと思います。そして、4月からはマスクをとった生活が始まってきます。皆さんの笑顔がたくさん見られることを期待しています。ただ、マスクをとった子をからかったり、マスクをつけている子に注意をしたりすることはやめましょう。相手の気持ちを考えて行動できる浅南子であって欲しいです。